増改修住宅
東京世田谷K邸 (2013年竣工)
1983年の新築から30年後の改修です。
子供たちも成人し親の跡を継ぐ人、
結婚して家族を持ち、移り住む人など
家族構成も変わりました。
基本的にいくつかの個室を独立させ、
2か所の水廻りを共同で使用するシェアハウスの住み方に対応できるように改修しました。
[玄関土間]
従来の1.5倍の広さを確保し、
シューズクロゼットも増やし大家族に対応します。
タイル目地は小口を突き合わせ進行方向の竪のラインを強調します。
西側の中央付近に合った玄関を南端までずらし新しいプランに対応します。
[1階ホール]
仕上げはやり直していますが、この部分は変わりません。
以前は玄関がこの左手にあり玄関ドアを開けると正面にこのステンドグラスが見えました。
が、いまではトイレのドアを開けると見えるようになっています。
[1Fトイレ]
トイレの内部です。
階段の位置も南側に移動したので、トイレ内天井に姿が現われます。
[1F居間と玄関]
居間から正面に玄関ホール出入り口引き戸、奥に階段室が見えます。
右手のステンドグラスはトイレのドアを開けると見える。
順光で見るステンドグラスは少し興ざめです。
左手の窓は三角柱のプリズムのような出窓で、
屈折して玄関ホールとつながります。
[1F居間とサンルーム]
上の画像の左側を正面に見ています。
トップライトは以前からのもの。
この部屋は窓廻りが2重サッシになり壁の中も断熱改修工事をしています。
左手のガラス戸は以前からのサンルーム。
庭に出られます。
[1F居間]
上の画像左手を正面に見ています。
左側のダイニングが吹き抜けになっている気配が感じられます。
この辺もサッシが2重になり腰壁が撤去されたぐらいで変化は小さい。
「1F居間とダイニング」
居間のダイニング側の壁を正面に見ています。
コーナー部の腰壁米松合板は以前の名残です。
右側も正面の壁もこの腰板が回っていたのですが、
断熱改修、耐震改修で残せる部分をそのままにし
改修の名残をとどめるデザインとしています。
[ダイニング吹き抜け]
居間からダイニング側に入り吹き抜けを見上げています。
直接の日差しを昼ごろまでダイニングに入れるための吹き抜けです。
やはり腰壁の名残があります。
少し台状のものがついていますが、
実はここにもっと幅広のカウンター収納がありダイニングスペースを広げるため収納を撤去、
その際施工可能な範囲を残してできたデザインです。
[1Fダイニングの庭側]
ダイニング吹き抜けの全体をみたところです。
[1Fダイニング]
吹き抜けの反対側を見ています。
レトロな照明器具は戦前の洋館があった時代に使われていたもの。
鎖を取り換えテーブル位置まで下げています。
[ダイニングからみたキッチン]
ダイニングよりキッチンを見ています。
手前はベンガラ塗の配膳カウンター。
[2階階段室]
右奥の部屋はトイレです。
「2階ホール」
右手の階段を上ったホールです。
左手がダイニングの吹き抜けになります。
奥に二部屋の個室があります。
[2Fトイレ]
ステンドグラスの位置は元のままですが、以前ここは階段室の踊り場でした。
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