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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 145
「三浦の濃紫べんがら」
50年の歴史を持つ住宅のリフォームです。
右手の障子は物置に仕舞い込んでいたものを
再利用。
新たに濃紫べんがらを塗ってほかの木部(暖炉の後ろは
木ではなくケイ酸カルシュウム板)と
色を合わせています。
暖炉上の欄間はバリ風でこれだけは元の色のままにして
インテリアのポイントにしています。
以前は欄間ではなく屏風でした。
屏風とは「片瀬山の家」の9番目の画像中央がそれです。
いくつかに分けて使用していますのでこれからもどこかに出てきます。
庭には玄関へのアプローチで説明した竪格子が見えます。
べんがら、障子、木の素材感、外の庭や格子の路地など
「旅館のような住宅」になってきます。