ブログ
お知らせ
日本の美を伝えたいー鎌倉設計工房の仕事505
藤沢I邸
玄関から奥への別のルートは後程に。
ガラスドアからリビングルームに入ります。
土間の床は大理石のタイル、それに白壁、お客さんの好みでもありますが、それについて思い出したことがあります。
40年前に建築家アルバ―アアルトが作った建築作品を見に北欧を訪れた際、フィンランディアホールでこの大理石と白壁とのコントラストに魅了されました。
いつかこの組み合わせを使ってみたいと思いながら、その後今回に至るまで温存してきたわけです。
当時、建物の外観や内部の柱型など随所にこの素材の組み合わせは見られました。が、特に印象深かったのは暗めの階段室でした。
そこでは床から1.2m程の高さまで大理石でその上、天井までが白壁。
腰壁部分は階段とともに斜めに上がってゆき、人の動きについてくるようなイメージ。。
フィンランディアホール内の大理石はほとんど模様の目立たないホワイト系でしたが、階段室は今回使用した大理石「アラベスカート」に近くグレーの模様が際立っていました。
今回改めて写真を見ると
床の木も加えてインテリアは北欧のテイストに近いかもしれません。