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日本の美を伝えたい_鎌倉設計工房の仕事 315

「鎌倉 天空の館」

 

前回ブログ写真の右側の塀沿いに歩くと

玄関ポーチになります。

床の仕上げは「人造石研ぎ出し」

施工にあたって

亀甲文様の目地を作成しなければならない

のですが、これを当社スタッフと

研修に来ていた学生とで

作ってしまったことには驚きました。

下地にこの立体的な目地材を置き

その中にセメントと小粒の種石を混ぜたものを練りつけ

乾いたら研ぎだしてこの仕上げとなります。

 建築主と床の素材を選択する際、埼玉県桶川にある

遠山記念館の床仕上げをご覧になり、大層気に入られ、

是非に!との要望で試みました。

 

玄関に使用した古蔵戸は購入時の塗装状態がよく

あえてべんがらは塗っていませんが

結果的に、ほぼ同じ色合いになっています。