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日本の美を伝えたい_鎌倉設計工房の仕事 288
「数寄屋ルネサンス」
和室6帖から和室8帖を見ています。
廊下⇒座敷⇒庭の関係が分かります。
中央右の床の間、床柱、床框は改修前から動かしていませんが
脇の押入れは建具高さを1800㎜から昭和の家の1720㎜に変えたので
鴨居、長押と床柱の納まりは上下にずれます。
そのずれの所在が分からぬほど、大工技で自然におさめています。
一方、改修後、部屋自体を52㎝、廊下側に広げているので
床、壁、天井、そして建具、すべてをやりかえています。
代々木の高層ビルがまじかに迫る住宅地にあって、ここには緑豊かな庭があり
対応する二間続きの座敷も整い、より一層、昭和の家に戻ってきています