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日本の美を伝えたい_鎌倉設計工房の仕事 248

「柏の黒紫べんがら」

リビングの障子やガラス戸、網戸をすべて壁の中に収めると

この様に広がりが生まれる。

庭側に奥行き1間(1.82m)の深い軒のテラスがあること、

また障子戸を設けていることにより光と陰影の調整を図る。

壁の絵も紫外線に弱く、その意味でも障子は必要。

それより、この深い軒によって梅雨時はガラス戸を開け放していても

濡れることはない。

夏はうだるような暑さをこの軒が遮る。

かといって日差しのほしい冬に日が入らない!

ということもない。

入っているところそのうち登場します。

60坪ほどの敷地は必要だが要は計画次第。

更に小さな敷地でもこの様な軒テラスは可能だ。

陰翳礼讃を掲げるまでもなく、

 

深い軒はいいなぁ、実に!