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日本の美を伝えたい_鎌倉設計工房の仕事 241
「柏の黒紫べんがら」
ブログ240では大阪格子の建具を
座敷側から見ていました。
格子が縦に細く繁くなっているので玄関側は
右手の様に壁に見えます。
今まで脇からみた写真しかありませんでしたが
正面にアンティークの像を眺めています。
居間の扉を開けるとこの景色が見えます。
座敷へは玄関側から入れます。その他の入り口はありません。
設計段階で居間側からも入れる提案をしましたが、
建築主は現在の案を採用しています。
結果的にそれは良かったと今は思っています。
なぜなら、座敷が離れのように距離を置いた
特別な存在になっているからです。
壁一つ隔てているだけなのに。
出入り口の開け方でこうも違うものかと再度認識した次第です。