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日本の美を伝えたい_鎌倉設計工房の仕事 238
「柏の黒紫べんがら」
床の間前の棹縁天井詳細です。
神大杉の板も羽重ね部分はあまり段差がなく
控えめな継ぎ目を見せています。
棹は猿頬(長方形の棹断面の下半分を60度ぐらいに面を取ったもの)
ですが、建築主の希望は本来丸竹を棹に使うことでした。
大工さんと納まりを打ち合わせ、最終的に
通常の棹を使うことになったのですが
写真をよく見ると見上げ面に白い線が入っています。
これは
竹を割いたものを埋め込んでいます。
運よく地元の材木店にありました。