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日本の美を伝えたい_鎌倉設計工房の仕事 226
「柏の簓子(ささらこ)下見」
簓子下見とは外壁の板張りの一つです。
城郭の外壁にも使われ、明治大正昭和とつづき
きわめて少なくなりましたが今日でも、外壁仕上げにリクエストのある、
息の長い板張り方法です。
棹縁天井を外壁に持ってきたような形で、板が重なり合い
棹のような押し縁で板を側面から押さえます。
これにべんがらを塗ると陰影豊かになってくる、
その様子はいずれ紹介しましょう。
今回はまず玄関の土間から。
式台は欅の一枚板、床は小粒砂利の洗い出し、
那智黒でボーダーを入れています。