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日本の美を伝えたい_鎌倉設計工房の仕事 217

「鎌倉の濃紫べんがら」

 

採光と景色のための三角窓と、

通風と外部の音のための、壁と同化した窓、

 

前回と異なり、おのおのを

正面に近い角度で見ています。

この写真の方が

階段との関連もおわかりやすいかな。

手摺りも見えますしね。

 

32年前に設計させていただいた家で育ち、成人し、独立後

結婚なさった、ご長男のすまいです。

 

前回の設計でもご両親はピアノとチェロをなさっていたので

リビングも音響環境に考慮しました。

今回はそれに加え、開口部のあり方に一歩踏み込み

機能別の窓にした訳ですが

はたして

「五感を育むすまい」に近づけたか?

 

よちよち歩きのお子さんの

20年後を楽しみにしています。