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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 195
日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 195
「鎌倉の濃紫ベンガラ」
前回は軒の出について触れました。
今日も軒の話です。
どうやって軒を支えているのか
今回の画像で説明します。
建物幅(約5.4m)の出し桁を両端部の腕木
と中央の丸柱とで支えています。
中央を柱で支えなくとも、両端部と同じように
腕木で支えればよいのですが、
あえて柱を使っているのには理由があります。
ここが玄関ポーチにあたるので
それを表すシンボルとして、まず外部床を一段上げ
そしてこの柱を加えて、その意味を持たせています。
画像は玄関戸や土間のサッシを閉めた状態で
撮影しています。
前回や前々回ブログを参照いただければ
開放度の比較ができると思います。