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世田谷のコッテイジ―1
東北関東大震災から1週間たちます。
今週の前半は地震により倒れた本棚や散乱する書類の後片付けに終始しました。
ついでにいらないものが如何に多かったかに気づき4トントラックを呼び廃棄処分。
これで地震が来ても身軽になり、デザイン事務所らしくすっきりとしたインテリアに。
がなかなか腰を落ち着けて仕事に集中できません、10階なので余震でよくゆれ、ゆれはないのに揺れている様な気分になります。
さて前回ブログの世田谷のコッテイジ、世田谷の深沢といえば都心の高級住宅街、そこに木造りのコッテイジ田舎家を建てました。
趣味のガーデニングを楽しみ、あわせて読書や刺繍など、余暇を過ごす小さな家。
36ミリ厚のJパネル(杉の厚板)を駆使。防火の厳しい都心で軒裏(屋根の室内側)や外壁、室内の壁に木をそのまま現しています。
土間部分の床仕上げはヘリンボーン状に布を編んだようなレンガ、2階への階段踊り場はテーブルも兼ねた大谷石。床板には市松状に組んだJパネルなど自然の素材感で田舎家の包み込まれるような落ち着きを表現しています。
三角形状に張り出した土間部分の屋根はそのまま低くおろし隣近所や道路からの視線をやさしくさえぎっています。