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ウッディな応急仮設住宅―1
NPO木の建築フォラム*板倉構法による被災者住宅建設支援連絡協議会
開催の応急住宅建設現場見学会が福島県いわき市で行われました。
特色は応急といっても、仮設ではなく本設の住宅になりうる点です。
4年ほどの役目を終えた時点で解体し、ほとんどの部材が再利用可能となるよう
材料と工法を検討しています。
工法は板倉構法で柱と柱の間に3センチの厚みの杉板を落とし込んでゆく、
昔の倉でよく行われていた工法です。
(このことは連絡協議会代表の筑波大 安藤邦廣さんの著作「小屋と倉」に詳しく書かれています。この本は秘密にしておきたいくらいすばらしい!)
本設の住宅になるくらいと書きましたが、広さはと言うと、1世帯あたり一階が10.5坪、4.5畳の板の間とバストイレ,キッチン2階は面積にカウントされていないロフトが5坪ほどありふたつの部屋に間仕切ることも出来ます。あわせて15坪ほどです。
その昔、平屋の15坪に7人家族が住んでいたときのわが体験からすれば、3~4人家族に充分と思える広さでした。