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八ヶ岳音楽祭参加
八ヶ岳音楽祭参加
今年で5回目開催となる音楽祭。
八ヶ岳周辺へは中学校時代清里でのキャンプ体験以来たびたび出かけ、この合唱祭も、
ひょんな事がきっかけで、4年前から参加。
一曲を前半,後半,全曲と3年かけて発表する。
モーツアルトのレクイエムには後半の演奏から、翌年全曲。
昨年はブラームスのドイツレクイエム前半、今年はその後半に参加。
音楽祭というだけあって合唱だけでなくオーケストラ単独の演奏、声楽家や金管楽器のコンサートなども楽しめる。
また、この音楽祭、合唱団へ参加の条件は、10月3連休の合宿(最後に発表)への参加と、毎月2回、春の3月から行われている練習に2回は参加すること。
参加者は地元の方や東京や神奈川からの移住者、そのほか他市や群馬、愛知、われわれ神奈川組など他県からの参加者、今年は九州からも。
毎月の練習に出られるのは山梨在住の方々にほぼ限られるので、
合宿が最終的な合唱団全体とオーケストラの仕上げの場となる。
ブラームスのレクイエムはドイツ語の発音も含め難曲であり、当初、参加を申し込んだものの、練習への出席が難しく、「途中辞退」も時々、頭をよぎる。
が、なんとか環境を整え参加した、そのせいなのか、例年とは違った感動があった。
合唱団オーケストラあわせて200名ほどが協力して作る作品である。それぞれの練習量は違うし意識も違う。その人々が10月の連休3日間で仕上げを行う。
練習中は手直しを何度も行いながら、歌い続ける。昼も夜も。
へとへとになりつつ、練習を重ね、言葉や曲想を思い続けていると、死者に安らかに眠ってもらう、この曲の真髄に触れる。
それが最高潮に達するのが合宿最終日、お客さんの前で歌う時。
厳しい練習をこなし、進歩してきた、自分、合唱団への承認、それが曲への感動と重なって歌に表れ、お客さんに伝わってゆく。
今回の八ヶ岳音楽祭は連休3日間の向上具合がすさまじい。
建築は音楽と似ている。
それは多くの人が参加して一つのものを作り上げる点。
物を作り出すプロセスにはさまざまな障害を乗り越える必要があるが、最後には感動が待っている。
横浜の元町近くで現在プロジェクトが進行中だが、超えても、超えてもハードルが見えてくる、きっと感動が大きいに違いない。(明日この現場を外からですがご案内します。詳しくはホームページをご覧下さい