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べんがらKa邸-No21
師走のあわただしさのなか
ブログも2週間ぶりとなってしまいました。
Ka邸も今回限り、次回からは別のべんがら邸に移ります。
さて、この画像、屋根裏部分のものですが、べんがらを徹底して
塗っています。
「暗くなりませんか?」べんがらを塗ると、とよく聞かれます。
暗くはなるけれど、
真っ白な室内だと置いてある何もかもが白日の下にさらされますが
べんがらを塗ると程よい明るさになり、落ち着きや、適度な奥行感が
インテリアに生まれる、
そう答えるようにしています。
明るいくらいは個人の主観ですので一概に言えないところですが、
塗ってみて不評のないのも事実です。
ただ塗り「むら」については以前指摘を受けた事があります。
京都の伝統的な町屋を訪ねますと、べんがらで塗られた木材は
いっそうむらがあるのですが、自然な手仕事の生み出す
味わいとしているのでしょう。
この画像に戻ります。
白木の節が目立つ材木なのですが、そのままだと、
この迫力は出てきません。
これもべんがらの魅力の一つです。