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横浜都筑の家―No20

横浜都筑の家を今まで紹介してきましたが

外観が最後になりました。

 

 

住宅においてこれほど陰影の美しさにこだわった家。

クライアントと建築家の志向がこれほど一致したこともなかった。

この家が世に生み出される前、

まだ図面の段階だったころからを思い浮かべると

実に奥行きのある家に育っていった。

最初のころは南側を意識して玄関周りのみに奥行き感、奥深さがあったが

奥に行くにしたがって場面が展開しそれが2階まで続く。

包まれるような落ち着き。

時間のふるいに掛けられても

じっと耐え切れるような住宅に近づいた。