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横浜都筑の家―No21
敷地は北と東側が道路に面している。
北側からの画像だ。
東道路からの前回画像では奥の2階部分がはっきりと出てこないが
北からはこのように見える。
蔵と母屋が一つながりに建てられるのは京都の町屋、栃木、大谷石の蔵、
岡山の倉敷など枚挙に暇がない。
昨年、東日本大震災後8月に、文化財ドクターメンバーの一員として岩手、宮城の
文化財被害度調査を行った。
多くの家屋が流されたあとに蔵が取り残されたようにぽつんと
立っている光景に何度か出くわし、寂寥感とともに、蔵に安堵感を抱いた事がある。
都筑の家は貯蔵庫の役目をするわけではないが、このような、家のイメージの
原点のような形に、やはり安堵感に近いものを感じる。