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厚木の家-No9
4畳半の座敷
竹の天井について話してきましたが
これは全体を写した画像です。
竹を敷いている方向の違いが良く分かるのではと思います。
4畳半の畳の線にあわせ2階部分の構造材を組んだ
格天井(ごうてんじょう)としています。
JR横浜駅近く、線路際に水天宮平沼神社、神楽殿があります。
もう10年以上前の設計ですが
ここの神楽殿の天井はもっと細めの化粧角材で格子状に仕上げています。
この場合光が入ってくるのではなく神楽の音が響くよう、天井を板で塞いでいます。
格天井といえばこの神社の方が正統なのでしょうけれど
厚木の家では格式は重視せず、あえて構造材を見せ、正統を外しています。
天井が光ることで構造材が民家の木組みのように強調されています。