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洲崎の町屋-2

「一軒の大きな家」の外観の画像。

西側の外観。

ここから見ると、建物は一つに見えるが、

上から見ると屋根の形はVの字。

画像の左側北棟と右側南棟でここはVの付根にあたる。

右側左側といってもおわかりにくいかもしれないが

素材や外壁の角度の違いで異なるものが中央部で

合わさっている様子が分かるのでは?

右上と左下の白壁は同じ素材だが、

左上は油性塗料を塗りその上からワイヤーブラシで

こすり木の質感を出している。

右下は木摺り板に、いつものごとくベンガラを塗装し

板を重ねた大和張りとしている。

屋根中央は谷となり雨水がたまりやすい。

排水しきれぬ雨水は左の北棟屋根先端から

流れ落ちる。