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洲崎の町屋-29
「大黒壁」?
怪訝に思った方もいらっしゃると思い、
今回はその全体画像です。
ベンガラの赤い壁部分です。
大和張りというのは、10㎝ほどの小幅の板を
凸凹状に貼る壁仕上げの方法です。
通常当社では外壁に使いますが
今回は大黒柱としての象徴的な意味もあり
このように白壁と明確に分けています。
見え隠れしている階段の位置も
お分かりいただけると思いますが
よく見ると手すりに、以前この敷地に建っていた
旧家の座敷、欄間を使っています。
2階右手の障子同様歴史をつなげる工夫を行い
若い方々にも日本の伝統的なインテリアを
感じてもらいます。
またこの部屋は右側が南に当たり
2階から吹き抜けを通して
入る光の拡散する様子が分かります、
障子による陰影も伝統的な
インテリアですね。