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洲崎の町屋-31

2階は前出の

ライブラリーと

この個室の二部屋がある。

この計画では

今迄紹介してきたように

1階の8帖個室を除き

すべての住戸の天井は

屋根のこう配を現した傾斜で

天井部を構成している。

構造体を表した

インテリアにするためだ。

伝統建築へのあこがれ

空間の豊かさ

もあるが

雨漏り等があっても

部位が特定できる。

など維持管理上も有利だ。

天井をこの上に貼ると

天井内が一切見えない。



正面は押入れに見えるが

左の扉を開けると

小型の窓が現れ

玄関とつながり

通気が図られる。

エアコンは露出だが

配管はデッドとなる屋根の傾斜部を利用し

屋外に出している。