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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 22
再び
山梨に戻ります。
突き上げ屋根の古民家を
アクティブにリフォームして住みこなす、
力強い事例です。
色彩もモダン!
中央の突き上げ屋根部分の
バルコニーはここだけ色を変え
アクセントにしています。
手前の妻側はバルコニーとして
増築していますが
バルコニーと1階の下屋屋根の
接触部をよく見ますと
隅木部分で屋根を切っています。
したがい
切る前は、バルコニー側まで
ぐるっと下屋の屋根が回っていた
と思われます。
下屋の垂木をよく見ると
ここも
30センチピッチ
先端を白く塗って
リズミカルなデザイン。
これがぐるっと回って
水平感を出し、その上に
折り重なる突き上げ屋根が
垂直感を出す、
オリジナルはそんなデザインだったと思います。
養蚕の機能から生まれた形でもありますが
この建物
100年から200年前の建築でしょうか
創った当時の職人さんも
デザイナーですね!
今日もブログを読んでいただき
ありがとうございます!