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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 27

「保土ヶ谷の、赤ベンガラ」


前回のスタッフブログでは

ベンガラについて語っていました。


私達が使っているベンガラは

岡山県吹屋で販売している微細な粉末ではなく

それが調合され、赤茶から濃い紫まで、7色から選べる

ものです。


40年近く前、学生時代に訪れた吹屋は人のいない

ゴーストタウンでしたが、赤や黒のベンガラで伝統建築群が

塗られ、土っぽくなっていたものの、色彩の統一感は満点でした。


前回は赤茶と、黒に近い濃紫との中間的にある色でしたが

今回の写真は赤に近いベンガラを使っています。


塀は目線位置近くに設け、下は透かし、防犯を意識します。


正面の杉板大和張り部分は右吊元のドアのように壁から

手前に少し開いています。

この辺のディテールは次回にご覧いただきましょう。


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