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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 54
「保土ヶ谷の赤ベンガラ」
幅木について
幅木とは壁の一番下。
画像だと壁がへこんでいる部分
つまり
床と壁が接するところの納まりなのですが
最近はこの幅木を省略して
床まで直に塗り壁を仕上げることも目にします。
が、この部分は汚れやすく傷つきやすく
掃除機の先が必ずぶち当たるので
画像のようにアルミの幅木をよく使います。
スイスのアペンツエルで見た美術館(ギゴンとゴヤ設計)
ではこの幅木部分の床と壁を
5センチほど離して納めていました。
見た目と実用
建築家もいろいろ苦労してます。
画像の幅木そのものは
15×30のL型アルミアングルです
15の部分にプラスターボードの厚み12,5㎜
と左官壁の塗り厚分を受けており
漆喰や珪藻土の柔らかい壁を
守ります