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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 70

「藤枝の濃紫べんがら」


前回、両側の壁の裏に扉が隠れてしまう、としましたが

スタジオ側から見ると、このようになり

中央に扉は見えません。


それどころか開いていると

奥の浴室(ブルーのタイル)まで見えます。

無論手前には扉があるので

使用中は見えませんが。


住居部をこのようにスタジオに開いているのは

スタジオとの一体化が目的です。


画像の手前桜フローリング部がスタジオのゾーン、

奥の杉縁甲板部分が住居部のリビングダイニングですが

スタジオに人が集まった際はパントリーの役目をします。


黄色の壁はトイレ

レバーハンドルのついているところが入口で

濃紫べんがらの壁の一部が、ドアになっています。