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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 71

「藤枝の濃紫べんがら」


手前は居住ゾーンのリビングダイニング、

奥にスタジオを望みます。


2枚の扉で仕切ります


鏡のおかげで大分

奥行きのある空間に見えますね。


扉にはべんがらを塗っています。

べんがらというと

通常は神社の赤い柱を思い出しますが

煤を混ぜてゆくと

黒に近くなりますが、真っ黒ではなく

画像のように

濃い紫です。

塗った後

乾拭きすると鈍く艶が出る

木目が銀色に浮き上がる

そこが

他の塗料と異なります。