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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 98
「藤枝の濃紫べんがら」
家庭雑貨を扱う会社の冊子に
すみながら家づくりをする若夫婦の記事が載っていた。
別の記事には、コストを抑える為、
大工さんが暇な時に来もらう
したがい工期も定めない、自分でできる工事は行う
そんな家づくりをする建築家夫妻。
つまり、じっくり、時間をかけて造るという
現代の世相からは遠ざかる手法だが
そこには
家づくりを楽しむという明快なコンセプトがある。
藤枝の家も
壁塗りや、木部のベンガラ塗装を家族で行い
「なかなか帰ってこないと思ったら
夜遅くまで黙々と現場で塗っていた」ご主人。
この前も外観写真を撮りに行って
久しぶりに中を見渡したが、感心した!
この家のべんがら塗装は魂が籠ってる、
十分楽しんだ、それを表す
ちょうどいい写真があったので載せます。