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日本の美を伝えたい―鎌倉設計工房の仕事 129

「成田の濃紫べんがら」

 

前回は西側から入る日が杉の床や桐のタンスを

浮かび上がらせていた。

今回は逆の東側を見ている。

 

ほぼ同じ時刻に撮影している、

にもかかわらず、東側からも日が差しているかっこだが

実際は隣地の建物の反射光だ。

つまり東西両側から日が差す!時間帯がある。

 

日が当らないと松煙の黒が目立つが

照らし出されると、赤ベンガラが

このように紫になって現れてくる。

奥ゆかしい塗料だ。

もう一度ブログ105をご覧いただきたい。